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和のおもてなし

「料理は愛」
先日亡くなられた、料理研究家の城戸崎愛先生の言葉です。
晩年の先生のお料理たちに学ぶことが多く
尊敬の念をもってEテレで拝見しておりました。
老年・壮年…自らの歳・ありのままの自分を受け入れ、その時の自分に合わせたレシピで料理をご紹介されるお姿など
正に愛らしく素敵だなと、
人生を持って多くのことを教えていただいたと感じております。

愛先生だからに「料理は愛」のお言葉は何ともぴったりな表現ですが
本当にそうだと、常々感じながら作っています。
家族を想う、食べる人を想う。
身近な食材を身近な人の手によって作られたものが結局一番おいしい。

慣れないことをするときには肩に力が入るもの。
時間をかけて自分の味にしたものが
スッと胃袋に落ちて馴染んでいく。

和のおもてなしクラスでお伝えするものたちの多くは
皆様の目には、日常の料理ではないように映るものもあるはず。
非日常と感じるような料理たちも
その作り方を実際に目の当たりにし過程を知ることは
料理の幅が格段に広がることになるからです。
いつも同じ食材で同じような作り方のものを見ているのでは
まったく広がらないのですね。
それどころか、マンネリ化がさらに進んで幅が狭くなるとさえ思うのです。
複雑に見える料理たちも
全てとてもシンプル。
シンプルの法則を自分なりに見つけ出して
自分の頭でレシピを作れるようになって頂きたいと思うのです。

旬の食材を見て、食べ方がその時にぱっと頭で閃く。
そうやって作る料理って
いきいきとしていて本当においしい。

以下の写真たちは1月の料理です。
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蕪ずし。
加賀の代表的料理ですね。
来年からは2月の料理でお出しすることにしますね。
鰤が美味しくなるのは12月末ごろから。
熟成にひと月以上かかるので
1月のクラスで丁度良くお出しするのはとても難しかったのです。
自家製で作るのが私は一番美味しくできると思っています。
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福豆煮。
人参と昆布で紅白に煮るのでお正月料理にしました(笑)。
これは、お肉の代わりに毎日にでも作りたいお惣菜です。
お肉より上質なたんぱく源だと
常食するようになってその有効さを改めて実感します。
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海老しんじょ。
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牛すじ肉を使ったおでん。
冬に登場する私の定番。
これを作っておくと数日間助かります笑。
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油揚げにネギと柚子を練ったものを詰めて焼きます。
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百合根とセリの味噌汁。
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大納言小豆の自家製善哉。
ゲランドの塩を散らして。
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先人たちの知恵により培われたものを知ることは
自らのルーツを感じることに繋がります。
伝統で培われてきたものの中に潜む無駄を排除し
現代に合ったものに作り替えていく。
自分にできることを実現して助け合っていくこと。

不安に覆われた今料理をしながら感じることです。



by Chez_Eri | 2020-03-23 15:50 | 和のおもてなしクラス | Comments(0)
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