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日本家屋の作り 其の一

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今日は、ChezEriの屋根
檜皮葺(ひわだぶき)について説明させていただきます。
2007年取り換え工事の模様です。
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檜の樹皮を葺いた屋根
上の写真は、檜皮(ひわだ)です。
樹齢70年以上の太いものを原皮師(もとかわし)が綱で体を支えながら木に登り、
はがして成型したもの。
それを下地を整えた屋根の上に幾層に重ねて作る
主に神社などで見られる日本由来の手法だそうです。
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古くなったために、以前の檜皮を剥がしているところです。
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屋根の上は職人さんが座って作業ができるよう
このように傾斜に合わせた椅子をのせています。
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腰を据えて一枚一枚丁寧に張り付けていきます。
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全て張り付け終えたら、端をカンナで整えていきます。
下から上なんですね。
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出来上がりました。

一週間ほどかかりましたが
こうして吹き替えていくと、
30~40年以上維持できるという。
木というのは呼吸しているから
見る日によって、檜皮が一枚一枚乾燥して薄く反っているような日もあれば
梅雨時期にはふっくらと膨らんでいるように見える時もあって
四六時中、温度や湿度、日の当たり具合などに応じて変わっているという。
だからこそ、実は長くいい状態が保てるということなのでしょうか。

職人さんたちの立ち振る舞いにも、驚きました。
まず体格です。
昔の日本人の体つき…
つまり大きすぎず身が軽く…俊敏なのです。
地下足袋での動きが印象的に心に残ります。
昼食は、手作り弁当。
中身までは拝見しませんでしたが(笑)
コンビニ弁当ではありません。
筋肉質の体と、過酷な状況の中でも持続できる集中力。
こういった精神を作り上げるのは
食事を含めた日々の鍛錬の賜物なんですね
と印象に残りました。

木を使った作業の一つ一つに
日本人が丹精込めて仕上げてきた精神がこもっていて
そうした精神や出来上がったもの全てを含めて
大切にしたい
という気持ちが大きくなります。

こうした屋根をくぐるとき
身をかがめますが
先人たちの思いにも感謝して大切にしたい気持ちになります。

長くなりましたがご覧いただきありがとうございました。



by Chez_Eri | 2019-10-25 11:06 | 職人 | Comments(0)
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