今回のテーマは「UMAMI」=うま味
甘味・辛味・酸味・苦み・旨味の五味の一つ。
うま味とはただ感じるだけでなく、実体があるんですね。
それを発見したのは約100年前。世界で初めて日本人である池田菊苗博士が昆布の研究からグルタミン酸ナトリウムがうま味の元であることを発見しました。
実質的な成分では、たんぱく質のアミノ酸であるグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸
またコハク酸などが元となります。
こういった成分を多く含む食材を、うまく組み合わせることで
素材の味を生かした、シンプルながらに美味しい料理を作ることができます。
今回は、そういった視点から献立を考えました。
前菜:スフレ・オ・フロマージュ
メイン:桜鯛とあさりの春の蒸し煮
デザート: パン・ペルデュ (フレンチトースト)のキャラメルスパイスのジェラートをのせて。
前回ブログアップのレーズンブリオッシュはこれになりました!
バターと卵がリッチなブリオッシュの筒型。厚く切って卵液にじっくりと漬け込みます。
家庭では硬くなったバゲットや食パンで作ってください。
シンプルな中に本物のおいしさが潜んでいる。
キッチンでもスーパーの食材コーナーでも、それを見つけてお料理して頂ければ…と思います。