お菓子界のピカソと謳われる巨匠
ピエール・エルメ。
私が留学していたころはまだフォションのシェフでした。
その後、ラデュレで華やかなお菓子たちを発表し、あれよあれよと日本にも彗星のごとく現れそして彼の作るお菓子たちも煌めきとともに発表されるようになりました。
感動したのは、2002年パリ一号店であるとても小さくて地味な入口のボナパルトを訪ねた時に購入したキャトルカール。日本に持ち帰りやすいようにと素朴な焼き菓子であるドライフルーツのものを買ったのですが、
昔から見慣れた風貌とは裏腹に、口に入れた瞬間から、その風味の豊かさ、食感の柔らかさ、濃厚さなど馴染み深い味のキャトルカールなどではなく「エルメのキャトルカール」であることを実感したのを覚えています。
エルメさんの本はハードカバーで立派な装丁で辞書のように分厚いのですが、パリへ行くたびに必ず毎回何冊か購入してスーツケースを引きずるようにして帰ってきます。
今回はエルメさんのレシピを紐解き、再現してみました。
日本で手に入る材料で再現しているので
更に数回かけてパリのエルメさんの味に近づけるように作りなおします。
エルメさん、ブラボー!
娘がそこで待っっています。
今行きますからね・・・!
ではまた