ある日の訃報
生徒さんの旦那様がある日突然亡くなられました。
その日の朝元気に送り出され、そしてその日の午後に再会された時は息を引き取られていたという。
想像もしないある一日のできごとです。
その時まで、当然な事であった日常がある日、突然かわる。
自分の作っていた料理を食べてくれていた人が、ある日を境にいなくなる。
毎日普通に話していたその人が亡くなる。
その連絡が生徒さんに届いたのは、クラスの終盤の頃。
生徒さんのその時の叫びに近い声が耳に残ります。
でもその時はそこまで想像していなかった。
病院へ運ばれたということだったので、何とか大丈夫であろうと思っていた。
その生徒さんからは
「あのソースのレシピは絶品!」とか
「主人と息子とこんな風に再現したのよ」など楽しげな食卓の風景をいくつも聞かせてもらっていただけに心が痛みます。
お通夜と葬儀に参列してきました。そして幸せに過ごされた人生であった事を確信しました。
あとは生徒さんに笑顔が戻られる事を願うばかりです。
マダムN 落ち着かれたら連絡下さいね。
お待ちしています。